子供を「稼げるプロドライバーに育てるための年齢的スケジュール」ってのを良く聞かれるんです。
レーシングカートをしているドライバー達の中には明確に将来を夢見ている人も多いんです。
特にお子さんとその親御さんですね。
無限の可能性のあるお子さんですから、可能性を知っておくのも必要とは思います。
しかし下にも記しましたが、資金もそれなりに必要になります。
全日本クラスでも充分なサポートを得て乗るのは難しいのが現状です。
でも、ごく稀にスポンサーが付いて活動している例もありますから、希望は捨てないことですよね。
■それでは記しておきます。
日本ではカートで活躍したドライバ−は16歳からジュニアフォーミュラに乗るための限定ライセンスが発行される。
つまり16歳でフォーミュラに乗る、それがまず第一の目標となる。
逆算で導きだされる「最短で登る」方程式は以下の通り。
あくまで最短である。
実際にこれに近い登り方をしている選手も見受けられるが、どこかのカテゴリーで引っかかって数年を要し計画より遅れることの方が多い。
○15歳=全日本カート選手権KF1クラスに於いて優秀な成績を収める>限定ライセンス発行
(年間予算3〜450万円+旅費)
またはARTAチャレンジでシリーズチャンピオンを獲得する>SRS-F(鈴鹿レーシングスクール-フォーミュラ)入学のスカラシップ
(年間予算2~250万円+旅費)
◯14歳=全日本カート選手権KF2またはARTAチャレンジにて優秀な成績を収める
(年間予算150〜200万円+旅費)
◯13歳=地方カート選手権または全日本ジュニアカート選手権出場>カートAライセンス取得
(地方予算〜150万円、全日本Jr.予算〜200万円+旅費)
◯12歳=地方カート選手権出場(下位クラスなら年間予算100万円程度から可能)
◯10〜11歳=ローカルジュニアカートレース出場(年間予算5〜80万円程度)
◯〜9歳(身長135センチ目処)コマークラス出場
このスケジュールで進む場合、コマークラスは急いで乗せる必要はない。
8歳または9歳からでも充分だ。
またコマークラスを経験せずとも12歳から地方カート選手権出場のタイミングに合わせて乗れば問題ない。
こうしてフォーミュラに上がった後、順調に登って行くと下記のような計画となる
◯16歳=フォーミュラチャレンジジャパン(FCJ)出場
◯17歳=FCJまたはF3ナショナルクラス出場
◯18歳=全日本F3または欧州Jr.フォーミュラ出場
◯19歳=ジュニアフォーミュラでランキング上位獲得
◯19〜20歳=GP2のようなF1の下のカテゴリー出場、またはスーパーGT選手権GT300クラス出場
成績優秀でマネジメントの体制もしっかりしていれば20〜21歳でF1はたはGT500ドライバ−となる。
そのために一番大切なのは、カート時代にしっかりアピールしておくことと、下位フォーミュラ時代にしっかりとした体制のチームに乗れるようにすること。
また私の友人のGT500加藤選手(ルマンの仕事人とも言われている)のように極端に遅い登り方をする選手もいる。
彼の場合カートに初めて乗ったのが23歳というから遅咲きもいいところだ。
ただしその初乗りの時に周りを圧倒するタイムを記録したのだというからただ者じゃない。
その後の活躍は知っての通り。
才能さえあれば開始年齢はそれほど問題にならないのかも知れない。
加藤選手の希有な才能は「初めてのコースで初めてのマシンでもたちどころにタイムを出してしまう」点にある。
そのような他を寄せ付けない才能があれば慌てる必要はない。
またSRS-Fつまり鈴鹿レーシングスクール・フォーミュラの受講制限年齢である19歳までにカート経験を積めば充分と言う考え方をする人もいる。
19歳でSRS-Fを受講し、最優秀選手となれば翌年のフォーミュラドリームやFCJへの道が開けるのである。
しかし近年若年化の進むフォーミュラ界にあって、F3に乗れる可能性が22〜23歳というのは少し遅いかも知れない。
加藤選手のような例は稀なことではある。
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Fポンは我が国最高峰のフォーミュラですもんね。
来年からはカッコいい(賛否両論)スイフト製のマシンになるし。
でも将来なりたいことを子供達に聞くとF1かGTなのよね。実態として。
要するにFポンはテレビで見られないから知らないんだわ。
知らないの、そもそも。
悲しい話しです。
