今年は、世界に目を向けても独裁政権が民衆の手によって覆されたり、北の方がお亡くなりになったり、国家が債権不履行の可能性をチラチラさせて世界恐慌の匂いがしたり、ユーロ圏という考え方が終わるのかも知れなかったり、、、etc
日本人にはその世界の流れも関係して来るわけで、内需外需とも大変。
自粛ムードは何所までも深く、一例として築地でレストラン向けの高級野菜を扱う問屋さんが大変だったりする話を聞くと要するに良い食材を使うレストランですらも食材をケチり始めているわけで、皮むき刻みなどの付加価値を付けて納品することで価格ダウンを避けたりする知恵比べで乗り切っているらしいけれど、実際淘汰は厳しく進んでいて老舗の問屋が次々と閉めて行っているらしい。
景気対策を行う政治を見ているとあの体たらくで、良い若い者が老後や医療の心配をしながらエコカーを中古で買っている現状だから、ムードで進む日本人の先々のイメージが暗すぎるまま手を打つどころか冷却効果抜群の消費税増額の予定を表明するとか頭がおかしいんやないの?と思うばかり。
評論家のみならず、道行く人々や子供にすらインタビューすると「先に削るものを削ってからじゃないと納得いかない」と誰もが思っていて誰もが口にしているのに、どうやらこの国を操縦する方々にはそういう感覚は欠如しているらしいことがハッキリして来た。
欠如と言えば、約束を守ろうと言う最低限のことすら欠如している人々だから、マニュフェスト違反なんてどこ吹く風で、次の選挙でどうせ落ちるから今のうちにやって置こうって思っているとしか考えられない。
国民が期待を寄せたのはそのマニュフェストに書かれた素晴らしい未来、役人の無駄は廃し、高速道路は無料になり、子持ちは国から資金が入り、そして公共事業も見直して、その上で自分達国会議員の定数も大幅に減らす。資金は役人が溜め込んだ特別会計を一般会計と一元化することで簡単に捻出できるって言う約束だったんだけど。
それらの約束はいわゆる「キャチフレーズ」で、他の細かいことはさておき最前線中心で約束したこと、それがことごとく煙にまかれ、できないだけじゃなく消費税増額と来たらもうアカン。
やることしないで小遣いの増額を求めても、それに応じる親はいない。
国や政治が約束を守らない。
だいたいにして震災以降の日本は、震災を受けてボロボロで、おまけに原発事故とそれ以降の対処も放射線への対策もなにもかもにガッカリしているところであって、明るいニュースをどんどん流してムード良くして欲しいのに明けても暮れても他人の国のトップの葬式のニュース見せられてたまったもんじゃない。
復興景気を「焼け太り」と言い、放射線から逃げた人を村八分にし、震災を津波を免れた人をよそよそしく扱い、産地が被曝して出荷物から放射線が検出されても悪いのはそれを食べない方で、どうにもこうにもおかしなことがあちらこちらから聞こえて来て気持悪いことこの上ない。
復興景気はどんどん進めて儲かった人達がいたって良いし実際北海道からも多数が出稼ぎに向っているが仕事があるということは素晴らしいことで東北復興には東北人こそどんどん参加してもらいたいのに地方から業者がパッケージで来てしまうから地元は意外に仕事がないとかもなんだかなーだし。
報道機関たるテレビも新聞もいわゆる「大手メディア」ってやつが流す情報がバイアス掛かり過ぎていると気が付くキッカケにツイッターなどが活躍したのは良いものの、信用できる情報を取捨選択するのは一般市民には至難の技で、やっぱりそのバイアス掛かり過ぎの情報を信じる他ない人々が大半の状況であるから、取捨選択能力の高い人とお茶の間(って言わなくなったね)でテレビと新聞頼りの人々との情報格差が酷いことになっているのも少し怖い。
ばばばばっとここまで30分で書いて来た。
なんだっけ?w
そうだ、僕自身のことを書こうと思ってブログ更新ページを開いたんだった。
更新と打って「亢進」と変換が最初に来るような状況です。
更新するより亢進に付いて調べたり書いたりしたことの方が多かったんですね。
僕は幸い元気です。
憎まれっ子世にはばかるの言葉の通り、なんとかかんとか。
今回ネット活動をかなりセーブした時期を過ごすキッカケになった出来事を反省しつつ、生活や日常や先々のことを考えて行動を始める以外にありません。
実際問題、ブログにもツイートにもどこにも書いて来なかった大変なこともたくさんあった1年でした。
事業の方は、昨年いっぱいで考え方を変えようと思っていたところに1つのキッカケからもう1年様子を見ようと考えて色々と策を練って今年を迎えました。
ところが北海道のカートシーズンを迎える直前に震災があり7月くらいまで大きく影響を受け、そして最後まで影響が残った印象でした。例としては通常年間10~15台販売するカートが今年は数台。
つまり事業の方は、僕の力不足や悩みや方向性の見定め方の誤りで上手く行かない1年でした。
ムードで行動し、モチベーションが体を動かす性格が、今回は裏目に出たのかなと思っています。
何をしていても原発の温度や放射線量の推移に気が行き、仕事に手が付かない状態になっていた時が多すぎました。
僕は会社を持っていますが、ほとんど個人事業主同程度の泡沫会社です。
だから自分の仕事の不手際は全て自分の不利益となって自分の首を締めるのが自明。
自分で自分の首を絞めていると自認していて、それでも体がアクティブモードに入らない時が多かった。
もちろん僕の中の僕をコントロールしようとする人格は、何度も僕の背中を押しましたがそれでも進めない状態を自認していました。
酒を辞め、甘いものを好む時間帯が増えました。
体重増加はまだ表面化していません。
プライベート事案では、3年前に離婚して以来ずっと「もう歳だし、子供が独り立ちするまで支えて、もう女性との交際はこりごりってことでいらないな」と思って来ていました。
それが出会いと言うのは恐ろしいもので、新しいパートナーと生活を始めることになりました。
その彼女は(ご存知の方も多いでしょうが)妊娠しており、来年前半に出産の予定となっています。
出会いがあり、信じ合い、その後爆発的に疑心暗鬼になった時期を経て、今は助け合い理解し合えるようになりつつある状況です。
彼女は自分のブログを持っていて、僕との生活やハイリスク妊婦の医療との関わりを綴っています。
このブログでリンクしておりますので、年末年始にでもお読みいただけると幸いです。
息子はとうとう高校受験です。
あ、とうとうって書いて、涙出て来たorz
受験生と妊婦と僕とそして彼女が連れて来たワンちゃんが一緒に暮らしています。
生活は楽ではありません。
そもそも事業が問題山積の中、大騒ぎを起こし、過去稼いで来た彼女も妊娠で収入が減っていて火の車です。
でも妊婦は健常に生活して欲しいし、受験生にはつつがなく勉強して欲しいし、収入を上げるため日夜知恵を絞る日々です。
景気が悪すぎて、身動き取り難いところもありますが、それでも先を見ているだけです。
2011年。
ああ、なんて凄い1年だったんだ。
自分にとっても、世界の皆さんにも、そしてきっとみんなにも。
産めるか産めないか微妙な時期(医療的に、生活的に、カップル的に)を経て、どうやらなんとか24週は越えられそうであり、そこを越えれば生める可能性が日々高まる状況が見えて来た年末です。
最後まで油断はならないのですが、それでも来年はきっと新しい命と生活する1ページが始まる可能性が高いなーって、最近やっと思えるようになって来ました。
2012年に想いを馳せています。
きっと今年ほど大騒ぎな1年はもうないさ。
そう思いたいけれど、世界経済がひっくり返る可能性も示唆される中、どんな年になるのかなあ?
ここの閲覧も出来るように戻すことにしました。
いつまでも閉じこもっていても仕方ないし、前を向いて上を向いて先を見据えて進むのが僕の生き方だとも思うし。
「酔っていたとか、すぐ消したとか、関係ない。止めると言った店は止めるべきだし、酷い扱いをした彼女との復縁とかあり得ないし、迷惑をかけた人には一生償うべきだし、謝ったから済むという問題じゃないし。一度書いた以上すぐ消したって書いたという事実は変わらないんだから消したって否定したことにはならないし謝ったって遅い。そもそも影響力あるんだから、ましてやおまえが今だに生きている事自体が許せない」
という意見があることも承知致しています。
「病気で、妊娠すると相手の体に重大な影響があるのに子供を孕ませて、しかもあろうことかその人が堕胎を覚悟した時に暴れて、家を追い出し知人とは言え他人に匿わせて。その匿った人すら酷い扱いをして、お前なんか二度とこの世に帰って来られると思うな」
といったようなメールも頂きました。
「中止した方が良い。私ならなかったことにして中止。中止しないなんて考えられない。産ますなんてありえない。妊娠継続も許せない。飲んでいた薬を考えると奇形リスクが高過ぎるから中止た方が良い。順序が逆だから中止すべき。人に迷惑掛かるから中止すべき。育てられないに決まってるから中止しろ。歳を考えろ。生活力もないのに子供作ったらそのあと家族に迷惑掛かるから中止するのが普通。あなた達2人は長続きしないと思うから中止するべき」
そういう声も、あちらこちらから(特に女性から)いただいています。
もちろんそういった女性の声は、当事者の健康やその後のベビーの生活のことを心配して下さった言葉だと思います。
また同時に、悪酔いした僕が行った酷い行為を許さないために、強い言葉を掛けて下さったのか、とか。
言葉1つ1つの表と裏と、思慮と思惑と、込められた想いなど、とても考えました。
「あんなに大ゴトにして人に迷惑かけといて復縁とかあり得ない」
との声も。
でも。
だけど。
そして、僕とパートナーの女性は、先に進むことを決めました。
もちろん上記したような厳しいご意見とともに、全く反対に、僕たちを応援してただけるメッセージも多数頂きました。
「周りのことなんて考えずに自分の生きる道を真っ直ぐ生きるのがお前だろ?なに悩んでるんだ?お前らしくもない。変に周りの顔色伺うからおかしくなったんじゃないのか?もっと今までみたいに自由に自分らしく狂ったように前向いて突っ走れよ。結果は後から付いて来る。目前のことに精一杯になっているタイプじゃないだろ?家族もお前のそう言う生き様を見ているんだよ。あの時のツイートだって人命重視発言がほとんどだったんじゃないのか?やり方はマズかったがお前らしかったぞ」
これはこれでまた反対側の極端な応援の声だということも承知しています。
前を向いて進もうと思います。
何も止めません。
もしかしたらちっとも反省していないように見る方もいるかも知れない、とも思います。
(あ、酒だけは止めました。断酒続行中です。彼女とは「もし無事産まれて母子とも退院したら一杯だけ飲んでね」と約束している状態です)
交際は続いています。
妊娠も継続しています。
リスクを正しく評価した上での結論です。
まだ妊娠6ヶ月以降の安全が約束されているわけではありませんが、それはどの妊婦にとっても同じこと。
リスクが高いのはもちろん承知の上で進むことにしました。
しかしこれから先の僕と彼女と家族の生き方は、これまでとは違うことでしょう。
何も止めないけれど、違う生き方で進みます。
軸足の置き方を変えるのだと思います。
詳細はプライベート事案なのでしょうからここには書かないことにします。
ここに書かない、それ自体でもう今までの僕とは違うのかな。
彼女も僕も、プライベートアカウントで書き残して行くのかなと思います。
(いや、ま、ここだって本来はプライベート空間なんだけど、、、、)
ある時は
「元F1カメラマンだかなんだか知らないけど、もう引退したくせにいつまでも昔みたいに影響力あるような偉そうなこと書くな」
と言われ。
なにかあると
「あなたは影響力ある人なんだから、一般人と同じように書きたいことを書くのは無責任だ」
と言われ。
そういった相反する意見が交錯するのを楽しんでいたのですが。
いや、今でも楽しいけれど。
ここのアカウントを消さず
また今回再開するのは、かなり悩みました。
別に、僕が好きでやっているサイトなので、僕の好きにすれば良いのですが。
でも、再開することにして、今日から閲覧のパスワード認証を不要にしました。
読みたい人が過去ログを見られる程度のことです。
今後、ここを利用してなにか発信するのかどうかはまだ分らないです。
でも、ここは残して、誰でも見られる状態にだけは戻すことにしました。
これからも
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北海道の最高峰カートカテゴリーはMAXクラスで、シリーズ戦の1戦に毎年組み入れられている「MAX乗りの祭典」です。
エンジン供給もとの問屋さんである(株)栄光さんが例年国内トップドライバーを連れて来て北海道のレースに参加させて、道内選手に刺激を与えてくれるイベントでもあります。
そこに今年ゲストドライバーとして参加していたのが、元Jr.MAX世界チャンピオンであり現役のMAX欧州シリーズチャンピオンの笹原右京くん。
そしてもう1人、小学生ドライバーの佐藤万璃音(マリノ)選手12歳でした。
最初は笹原右京選手の「世界一、欧州チャンプの走り」にとても期待していて、もちろん彼は素晴らしいレースの組み立てを行い、北海道レース、初コース、トラブルでのグリッド降下などを乗り越えて勝ちました。
さすがでした。
コンマ1秒どころか、1000分の1秒を削り出すドライバーの工夫が随所に見られて、本当に道内ドライバーに良い刺激となったことでしょう。
僕が惚れたのは佐藤マリノ選手でした。
素晴らしかった。
正に荒削り。
荒削り以外の何ものでもないのですが、素晴らしかった。
12歳という年齢を考えれば、圧倒的なパフォーマンス。
そして初コースを攻略する時に、徐々にペースを上げて行くアプローチを取らず、オーバースピードでレイトブレーキング過ぎるところから探し出して来る。
また◯◯選手が速いと聞くや、その選手に食らいついて、食らいついて、食らいついて速さを学んで来る。
速い選手にただ付いて行くだけではなく、後続として追いながらあらゆる工夫を繰り返して自分なりの速さを探し続ける。
誰もが彼を見て「元気の良い走りをする子だねー」と驚嘆していたけれど、まさに憧れの元気よさ。
12歳で発展途上なのに、初コースで直ぐにトップ争いを繰り広げたことからも、ナチュラルな速さを持っている。
その上にもっともっとと速さを探し続ける貪欲さ。
素晴らしかったなー。
特に雨のセッションとなった土曜の昼頃。
リスクが高いために誰もそれほど寄らない立ち上がりアウト側の縁石に誰よりも高く乗って速い。
どのコーナーでも攻めて攻めて攻めている姿勢がズッと見られる。
ピットインの減速前の最初の左コーナーも、誰よりもギリギリに攻めて入って来る。
そんな圧倒的な走りに惚れ惚れして、彼のパドックを訪問し、
「マリノくん、僕は君の走りが気に入ったよ。ずっと、どのカテゴリーに行っても応援する。僕は君のファンになった!!」と言いに行って来ました。
元気がいいねーって言われるドライバー。
意外に少ないんですよ、現実は。
決勝レースでは終盤タイヤマネジメントに失敗したのかペースダウンしていたけれど、通常彼の出るクラスは今回のイベントの下のクラスのJr.MAX。
上のレースに出て、トップ争いして、タイヤ使っちゃってペースダウンなんて、らしくて良いじゃないかw
良いものを見させて頂きました。